8月8日(木)第23回~米沢平野管内農業用水施設めぐり~『水とくらしの歴史発見』を開催しました。
今年は、南陽市の赤湯学童保育施設の児童(3~6年生)29名が参加してくださいました。
山形県、米沢市、南陽市、高畠町、川西町、土地連から後援をいただき、水窪ダムをはじめ、水窪ダム発電所及び蛭沢ため池並びに淞郷堰頭首工を見学し、移動中もバスの車窓より竹森発電所及び淞郷堰揚水機場を眺め勉強しました。
さて、今年は連日の猛暑で熱中症が心配される中での実施となりましたが、子供たちは暑さにも負けずとっても元気でした。毎年水窪ダムの湖面巡視体験は子供たちに大変人気があり、今年はダムの水位も高くダムの大きさを存分に体験できたようで、笑顔いっぱいに喜んでいました。また、水窪ダム発電所の管理トンネルの見学も好評を得ており、管理トンネルの中では管を流れる水の轟音にとても驚いて耳をふさいでいました。
午後からの見学では、高畠町大字安久津にある「蛭沢ため池」で、昔々から農家の人々が水不足で大変な苦労を強いられてきたことや、長年の念願が叶い昭和10年から延べ35万人の労力をかけて昭和23年に完成した歴史があることを勉強していただきました。
続いて、「まほろば観光果樹園」でぶどう狩りを体験しました。自分で穫ったぶどうを口いっぱいに頬張っている姿が印象的でした。また、竹森発電所は高畠町大字竹森地内のコンビニに隣接しており、私達の身近な場所にも農業用施設があることを知っていただきました。
淞郷堰頭首工では、管理をしている国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所南陽出張所の岩瀬出張所長様より大変わかりやすく説明をしていただきました。普段は立入禁止の施設を見学できたことは大変貴重な体験でした。淞郷堰頭首工が最上川から取水し、その水を淞郷堰揚水機場のポンプを使用して汲み上げて南陽市内の水田や消防用水等に利用されていることなど、いろいろな施設での体験や学習をとおして、水の大切さと水の多面的利用を学んでいただけたようです。
《見学コース》 ①水土里ネット米沢平野-開会式-
②水窪ダム・水窪ダム発電所(操作室/周辺施設/湖面巡視/管理トンネル)
③蛭沢ため池
④まほろば観光果樹園 体験学習~ぶどう狩り~
⑤竹森発電所・淞郷堰揚水機場/車窓より
⑥淞郷堰頭首工
⑦赤湯学童保育施設-修了式-