米沢平野管内ぶらり探訪 米沢市
米沢市
笹野観音 ~伊達・上杉氏も信仰した由緒ある御堂~
笹野観音は、大同元年(806年)弘法大師の高弟、徳一上人の開基と伝えられています。伊達氏・上杉氏の信仰篤く、伊達政宗が野始めの途中に訪れたり、上杉氏は、藩主病気の時や天候不順の折には祈願を命じ、定勝公、綱勝公、綱憲公三代の間に4度の御堂の再建・修復がありました。鷹山公改築の御堂は、天保4年(1833年)に火災に遭い、現在の御堂は、天保14年(1843年)に上杉斉憲公により再建されたものです。規模宏壮、彫刻精巧、置賜地方では稀な壮大な建物です。
本尊は、千手千眼観世音菩薩で、置賜19番、米沢1番札所です。大門より参道長く、仁王門があり、境内には諸堂があり、長命山幸徳院(真言宗)が別当寺です。
参道北側の石の地蔵尊は、米沢城下の大商人渡辺伊右衛門が四百五十両余の大金をかけて建てた延命地蔵尊で、蔵王山の麓から運ばれた約30個の石で組み立てられています。
また、境内の紫陽花は見事で、別名「あじさい寺」ともいわれ親しまれています。
年越祭は、古く旧12月17日のち、新12月17日に行い、近年は新暦1月17日に行っています。十七堂祭りと呼ばれる護摩壇の行事があります。この日、信者や行者によって無病息災を祈願する火渡りの荒行が行われます。また例祭には「花市」と称して笹野彫の市が立ちます。また笹野観世音地内の外、城南5丁目照陽寺境内にも「飾り花」や笹野彫を売る店がたちならび、お鷹ポッポや恵比寿大黒、十二支の縁起物を求める人で一日中にぎわいます。
本尊は、千手千眼観世音菩薩で、置賜19番、米沢1番札所です。大門より参道長く、仁王門があり、境内には諸堂があり、長命山幸徳院(真言宗)が別当寺です。
参道北側の石の地蔵尊は、米沢城下の大商人渡辺伊右衛門が四百五十両余の大金をかけて建てた延命地蔵尊で、蔵王山の麓から運ばれた約30個の石で組み立てられています。
また、境内の紫陽花は見事で、別名「あじさい寺」ともいわれ親しまれています。
年越祭は、古く旧12月17日のち、新12月17日に行い、近年は新暦1月17日に行っています。十七堂祭りと呼ばれる護摩壇の行事があります。この日、信者や行者によって無病息災を祈願する火渡りの荒行が行われます。また例祭には「花市」と称して笹野彫の市が立ちます。また笹野観世音地内の外、城南5丁目照陽寺境内にも「飾り花」や笹野彫を売る店がたちならび、お鷹ポッポや恵比寿大黒、十二支の縁起物を求める人で一日中にぎわいます。