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米沢平野管内ぶらり探訪 高畠町

高畠町

安久津八幡宮 ~天高くそびえる置賜唯一の層塔「三重の塔」~

公園内の復元住居
 安久津八幡宮は貞観2年(860年)、慈覚大師が阿弥陀堂と金蔵院を建てたのが始まりといわれています。その後、康平年間(1058年)に源義家が奥州平定の戦勝を祈願し、その成就のお礼に鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の分霊を祀ったとされています。以来武神を祭る八幡宮と神宮寺、金蔵院など十二坊を含む神仏混交の聖地として大江長井氏、伊達氏へと引き継がれて保護されてきました。
 石畳の参道をゆくと左手に「三重の塔」、その奥に舞楽殿、さらに奥に本殿があります。境内には、古鐘つき堂、千年松、流鏑馬的場跡があり、歴史をしのばせます。現在残る三間社流れ造りの社殿は宝暦5年(1755年)上杉重定によって再建されたものです。
 置賜唯一の層塔である「三重の塔」は、老杉古松に囲まれ、江戸様式を備えた本塔は、手の込んだ組みものと見事な彫り物をふんだんに用い、各層に高欄つきの緑の回廊を巡らした優雅な姿を見せてくれます。現在の塔は、寛永2年(1625年)に建築された塔が寛政2年(1790年)の烈風でに倒壊し、7年後に再建されたものです。
 安久津八幡宮に隣接した公園には、復元住居、安久津古墳に加えて、考古資料館(うきたむ風土記の丘)と体験施設「創造の館」があります。また、遊具広場や炊事場があり、秋には芋荷会を楽しむ姿も見られます。
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